Uber Eats(ウーバーイーツ) 確定申告 帳簿の付けかた【収入編】

本ページはプロモーションが含まれています。

前回は、確定申告の種類と節税するためにするべきことについてまとめました。
まだの方はこちらをご覧ください。
Uber Eats(ウーバーイーツ) 確定申告はどうする?【後編】


今回は確定申告書の作成する際に必要になる帳簿の付けかたについて書こうと思います。


Uber Eats の売り上げ明細を見るといろんなパターンがあったので、パターンごとに紹介しています。

同じように入力していけば、会計や簿記がわからない方でも帳簿ができると思うので、参考にしてもらえると嬉しいです。

目次をタップすると見たい所まで飛ぶこともできます。


追記

2021年1月頃に、売り上げの明細画面の表示が新しくなったようなので、新しい明細画面での収入の記帳の仕方も載せておこうと思います。

古いほうも残しておきます。

新しいほうには【新】とつけてあります。

古いほうでも記入の仕方はそこまで変わらないと思うのでよろしければ参考にしてください。

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帳簿の付けかた

帳簿とは、取引の内容やお金の流れを記録するもののことを言います。
家計簿のようなものですね。

確定申告で、一番大変なことは帳簿を作ることだと思います。

帳簿を付けるや記帳するとも言います。

帳簿さえ終わってしまえば、後はほとんど会計ソフトが計算して提出書類を作ってくれます。


帳簿には、いつどんな形で収支があったのかをわかるように書きます。

また、その入ったり出たりするお金が、入ったことや出ていったことも記入します。
(白色申告の場合はここまで詳しく記入しなくても大丈夫です。)


私は会計ソフトはfreeeを使っているのでfreeeでのやり方になりますが、どの会計ソフトでも似たような感じになっていると思います。

スマホでもできますが、パソコンでのやり方を紹介していきます。

登録がまだの方はfreee公式ページからできます。

会計ソフトを使うメリットについては、Uber Eats(ウーバーイーツ) 確定申告はどうする?【前編】で紹介しています。

確定申告が格段に楽になるので、まだ使ったことのない方は試してみるといいと思います。

収入の付けかた

私は1週間分ずつ付けているのでそのやり方で紹介します。

まず、帳簿を付け始める前に、銀行口座やクレジットカードを登録しておきましょう
同期もしておくと後が楽です。

登録は、画面の上にある「口座」から登録できます。

クレジットカードはfreeeでは同期に対応していないものなら「その他」として扱います。


売り上げの明細を開きます。

明細はアプリではなくWebで見ると良いです

アプリだと現金払いの現金をいくら受け取ったか表示されないようですが、Webでは見れるようになっています。

Uber のページからサインインし、

「売り上げ」「明細」とタップし、

見たい週の「明細を表示する」をタップします。

【新】現金払いありで、売り上げより現金が少なかった場合

「明細を表示する」を開くとこのような画面が出ます。

この例で見ていきましょう。

freeeでログインし「取引」を開きます。

左上が「収入」、その右隣にある決済は「未決済」を選びます。
収入の金額が決まる日と実際に振り込まれる日は別なため、ここでは未決済を選びます。

発生日は締め日になっている日曜日の日付にします。

取引先は記入しなくても大丈夫ですが、あとから見返した時にわかりやすいので入力しています。
項目を作ることができるので、一度登録してしまえば毎回打ち込まなくて良いため便利です。
私は「ウーバー」と登録しています。

勘定科目(かんじょうかもく)は「売上高」を選びます。

金額は、売り上げの金額を入力します。

何かメモなどを残しておきたい場合は、備考のところに記入しておきましょう。

ここまでできたら青色の「収入を登録」をクリックします。


画面の下に、入力した取引が表示されます。

まだ決済がされていないことになっています。
売り上げが入金されていないということになっているので、入金について記帳します。

クリックすると、このように詳細が出てきます。

決済の部分の「+決済を登録」をクリックします。

決済の登録画面が出てきます。

注文者から受け取った現金について入力します。
入金元口座は「現金」を選択。

決済日は締め日の日曜日と同じ日付にしています。
(厳密には1週間を通して現金をもらっていますが、日毎の明細がわからないのでまとめて日曜日にしています。)

入金金額は、注文者から受け取った現金の金額を入力します。
売り上げ明細の「集められた現金」の部分が実際に受け取った金額なので「4720」と入力。

「支払手数料として登録する」のチェックは外します。

「登録」をします。


次にUber から振り込みされる分を入力します。

先ほどと同じように「+決済を登録」をクリックして入力していきます。

入金元口座は実際に入金される口座を選択します。
私は三菱UFJなのでそれを選択しています。

決済日は実際に入金された日を選びます。

入金金額が売り上げ明細の「支払い」の部分と同じになっていることを確かめたら「登録」をクリックします。

決算残額が0円になり、取引が完了しました!

左上にある「保存」をクリックします。


下の方を見ると仕分形式プレビューが表示されています。
これがいわゆる複式簿記になっています。

売掛金(うりかけきん)とは、お金を受け取る権利のことを言います。
つまり、後日受け取る売上金ということですね。

仕訳形式プレビューを見ると、
17日に売り上げが8700円確定し、17日に売掛金の4720円分が現金で入り、19日に売掛金の残りの3980円が三菱UFJに振り込まれたということがわかります。

【新】現金払いありで、売り上げより現金が多かった場合

現金払いで受け取ったお金が売り上げよりも多く、多い分をUber に支払う場合です。

この例で、取引画面に入力していきます。

左上が「収入」、決済は「未決済」を選びます。

発生日は締め日になっている日曜日の日付にします。

取引先は「ウーバー」

勘定科目は「売上高」を選びます。

金額は売り上げの金額(ここでは5131)を入力します。

ここまでできたら青色の「収入を登録」をクリックします。


画面の下に、入力した取引が表示されます。

クリックすると、詳細が出てきます。

売り上げよりも現金を多くもらっているため、そのことについて入力していきます。

「+行を追加」をクリックしてもう一列増やします。

勘定科目は「預り金」を選択します。
Uber に返すお金で、いったん預かっているという意味で預り金にします。

金額はUber に支払う金額を入力します。
(ここでは「受け取り額-未払金の回収」の「1540」)

画面左上の「保存」をクリックします。

次に、受け取った現金について入力していきます。

「+決済を登録」をクリックします。

入金元口座は「現金」

決済日は締め日の日曜日と同じ日付を選択します。

金額は実際に注文者から頂いた金額になっていることを確認し、「登録」します。

決済残高が0になりました!

しかしまだ続きがあります。

多く受け取った分をUber に支払ったことを記帳します。

取引入力画面に入力していきます。

左上は「支出」、決済は「完了」

口座は支払いに使ったクレジットカードまたはデビットカードを選択します。(私の場合は「その他」のクレジットカード)

発生日は支払いをした日

取引先は「ウーバー」

勘定科目は「預り金」

金額はUber に支払った金額を入力します。
(ここでは預り金の1540)

「支出を登録」します。

下に取引が表示されました。

6671円受け取り、そのうち5131円が売り上げ、1540円が預かったお金、1540円を支払ったことが記帳されました。


トップページを見ると、支払いに使ったカードの残額がマイナスになっていると思います。
マイナスはまだお金を払っていないということを表しています。

銀行口座から引き落としされたことを記帳すると残高が0になります。

引き落としは「口座振替」から入力できます。
詳しいやり方はクレジットカードの利用内容を記帳する(一括払い)でご確認ください。

【新】週の残高がマイナス

この週は、週の残高がマイナスになってしまいました。

売り上げよりも注文者から預かった現金の方が多かったので、多い分をUber に支払わないといけなかったのですが、支払いができませんでした。

そのまま週が変わってしまい、マイナスのまま持ち越してしまった時の明細です。


取引画面で入力していきます。

左上が「収入」、決済は「未決済」を選びます。

発生日は締め日になっている日曜日の日付にします。

取引先は「ウーバー」

勘定科目は「売上高」を選びます。

金額は売り上げの金額(ここでは3202)を入力します。

ここまでできたら青色の「収入を登録」をクリックします。


画面の下に、入力した取引が表示されます。

クリックすると、詳細が出てきます。

「+行を追加」をクリックしてもう一列増やします。

本来支払うべきだった金額を、「仮受金」として入力します。
(ここでは、マイナスになっている733)

左上の「保存」をします。

次に、受け取った現金について入力していきます。
「+決済を登録」をクリックします。

入金元口座は「現金」

決済日は締め日の日曜日と同じ日付を選択します。

金額は実際に注文者から頂いた金額になっていることを確認し、「登録」します。

決算残額が0になり、この週の記帳はこれで終わりです。

左上の「保存」します。


翌週の明細がこちらになります。

同じように売り上げを入力していきます。

左上が「収入」、決済は「未決済」を選びます。

発生日は締め日になっている日曜日の日付にします。

取引先は「ウーバー」

勘定科目は「売上高」を選びます。

金額は売り上げの金額(ここでは5007)を入力します。

ここまでできたら青色の「収入を登録」をクリックします。


画面の下に、入力した取引が表示されます。

クリックすると、詳細が出てきます。

Uber に支払うお金について入力します。
「+行を追加」をクリックしてもう一列増やします。

勘定科目は「預り金」を選択します。
Uber に返すお金で、いったん預かっているという意味で預り金にします。

金額はUber に支払う金額を入力します。
(ここでは「受け取り額-未払金の回収」の「3917」)

先週のマイナスの分を相殺します。

「+控除・マイナス行を追加」をクリックし一行追加します。

+控除・マイナス行を追加すると、入力する金額がマイナスになります。

仮受金で-733円と入力しました。

左上の「保存」をクリックします。


次に、受け取った現金について入力していきます。

「+決済を登録」をクリックします。

入金元口座は「現金」

決済日は締め日の日曜日と同じ日付を選択します。

金額は実際に注文者から頂いた金額になっていることを確認し、「登録」します。

決済残高が0になりました!

これで先週のマイナスは、今週の売り上げと相殺されました。


今週の分に預り金があるので、多く受け取った分をUber に支払ったことを記帳します。

取引入力画面に入力していきます。

左上は「支出」、決済は「完了」

口座は支払いに使ったクレジットカードまたはデビットカードを選択します。(私の場合は「その他」のクレジットカード)

発生日は支払いをした日

取引先は「ウーバー」

勘定科目は「預り金」

金額はUber に支払った金額を入力します。
(ここでは預り金の3917)

「支出を登録」します。


まとめて見るとこのようになっています。
2週間分の取引です。

11日に3935円受け取り、そのうち3202円が売り上げ、733円が本来支払わないといけなかった金額です。
25日に8191円受け取り、そのうち5007円が売り上げ、3917円が預かったお金、733円が払わないといけないお金だったためマイナスになり、3917円を支払ったことが記帳されました。

【新】2週以上連続で残高がマイナス

ひとつ前のパターンは、1週目は残高がマイナスで2週目は残高が0の明細でした。
次は2週以上連続で週の残高がマイナスになった場合です。

この例で見ていきます。

取引画面で売り上げを入力していきます。

左上が「収入」、決済は「未決済」
発生日は締め日になっている日曜日の日付
取引先は「ウーバー」
勘定科目は「売上高」
金額は売り上げの金額(ここでは41960)を入力。
ここまでできたら「収入を登録」をクリックします。

画面の下に登録した取引が表示されます。

クリックして詳細の画面にします。

「+行を追加」をクリックしてもう一行増やします。

追加した行に、Uber に支払うお金について入力します。
勘定科目は「預り金」で、金額はUber に支払う金額(ここでは明細の「受け取り額-未払金の回収」の29892)を入力。

次は本来支払うべきだった金額を入力します。
「+行を追加」をクリックします。

勘定科目は「仮受金」で、金額は明細の「お取引後の残高」(ここでは1816)を入力。
入力したら、左上の「保存」をクリックします。

次は受け取った現金について登録します。
決済の「+決済を登録」をクリックします。

入金元口座は「現金」、決済日は締め日の日曜日と同じ日付を選択。
金額が実際に注文者から頂いた金額になっていることを確認し、「登録」します。

決済残額が0になりました。

Uber に支払ったお金があるので支出も入力しておきます。

左上は「支出」、決済は「完了」、口座は支払をしたカードを選択(ここでは「その他」のカード)。
発生日は支払いをした日付、取引先は「ウーバー」
勘定科目は「預り金」、金額はUber に支払った金額(ここでは29892)を入力。
「支出を登録」をクリックします。

これでこの週の記帳は終わりです。
次の週を記帳していきます。
明細はこちらです。

取引画面で売り上げを入力していきます。

左上が「収入」、決済は「未決済」
発生日は締め日になっている日曜日の日付、取引先は「ウーバー」
勘定科目は「売上高」、金額は売り上げの金額(ここでは56863)を入力。
「収入を登録」をクリックします。

画面の下に、登録した取引が表示されます。

クリックして詳細の画面を開きます。

Uber に支払うお金について入力します。
「+行を追加」をクリックしてもう一行追加します。

勘定科目は「預り金」、金額はUber に支払う金額(ここでは明細の「受け取り額-未払金の回収」の4667)を入力します。

次は先週のマイナスになっている残高の分を引きます。
先週本来なら支払わないといけなかった金額は、今週の売り上げから引かれているからです。
「+控除・マイナス行を追加」で増やします。

勘定科目は「仮受金」、金額は先週の残高のマイナス分(ここでは1816)を入力します。

次は本来Uber に支払うべきだった金額について入力します。
「+行を追加」で行を増やします。

勘定科目は「仮受金」、金額は今週のマイナスの分(ここでは3162)を入力します。
入力したら左上の「保存」をクリックします。

次は受け取った現金について登録します。
決済の「+決済を登録」をクリックします。

入金元口座は「現金」、決済日は締め日の日曜日と同じ日付を選択。
金額が実際に注文者から頂いた金額になっていることを確認し、「登録」します。

決済残額が0になりました。
左上の「保存」をクリックします。

Uber に支払ったお金があるので、その支出を登録します。

左上は「支出」、決済は「完了」、口座は支払ったカードを選択。
発生日は支払いをした日、取引先は「ウーバー」
勘定科目は「預り金」、金額はUber に支払った金額を入力。
「支出を登録」をクリックします。

これで2週分の記帳が完成です。

12日に73668円受け取り、そのうち41960円が売り上げ、29892円が預かったお金、1816円が支払わないといけない金額。
12日にUber に29892円を支払い。
19日に62876円受け取り、そのうち56863円が売り上げ、4667円が預かったお金、1816円は先週のマイナス分のため引かれて、3162円が支払わないといけない金額。
19日にUber に4667円を支払い。
ということが記帳されました。

残高がマイナスになって「仮受金」を入力した場合は、次の週で前の週の仮受金の分をマイナスすることを忘れないように気をつけましょう。

現金払いなしの場合

ここからは明細が古いバージョンになりますが、会計ソフトへの記入の仕方はそれほど変わらないと思います。

この例で見ていきます。

左上が「収入」、決済は「未決済」を選びます。

発生日は締め日になっている日曜日の日付にします。

勘定科目は「売上高」を選びます。

金額は、売り上げの金額を入力します。

取引先は、「ウーバー」

ここまでできたら青色の「収入を登録」をクリックします。


画面の下に、入力した取引が表示されます。

まだ決済がされていないことになっています。
売り上げが入金されていないということになっているので、入金されたら入金されたことを記帳します。

クリックすると、このように詳細が出てきます。

決済の部分の「+決済を登録」をクリックします。

決済の登録画面が出てきます。

入金元口座は実際に入金される口座を選択します。
私は三菱UFJなのでそれを選択しています。

決済日は実際に入金された日を選びます。

入金金額が合っていることを確かめたら「登録」をクリックします。


このようになります。

決済残額が0になり、取引が完了したことになりました!

最後に忘れずに左上の「保存」をクリックしましょう。

仕訳形式プレビューを見ると、8月2日に1777円の売り上げが確定し、8月5日に三菱UFJに1777円が入金されたということが記帳されました。

現金払いありで、売り上げより現金が少なかった場合

売り上げを、現金と口座振り込みでもらう場合です。

先ほどと同じように、取引入力画面を開きます。

「収入」「未決済」を選びます。

発生日は締め日になっている日曜日の日付

(レイアウトがちょっと変わっていますが、「詳細登録」をクリックするとこの画面になります。)

取引先は「ウーバー」

勘定科目は「売上高」

金額は売り上げの金額を入力し、「登録」をします。


画面の下に入力した取引が表示されます。

クリックすると詳細が見れます。

決済の「+決済を登録」をクリックします。

注文者から受け取った現金について入力します。
入金元口座は「現金」を選択。

決済日は締め日の日曜日と同じ日付

入金金額は、注文者から受け取った現金の金額を入力します。
売り上げ明細の「支払い」の部分が実際に受け取った金額なので「7162」と入力。

「支払手数料として登録する」のチェックは外します。

「登録」をします。

売掛金の7162円が現金で入ったことが記帳されました。

決算残額が6864円残っています。
この分はUber から振り込みされる分ですね。

先ほどと同じように「+決済を登録」をクリックして入力していきます。

残りのお金は、後日Uber から振り込まれるので、

入金元口座は実際に振り込まれる口座を選び(私は三菱UFJなのでそれを選択)、

決済日は振り込まれた日を選択。

金額があっていることを確認して「登録」をします。

決算残額が0円になり、取引が完了しました!

左上にある「保存」をクリックします。

仕訳形式プレビューを見ると、
14日に売り上げが14026円確定し、14日に売掛金の7162円分が現金として入り、17日に売掛金の残りの6864円が三菱UFJに振り込まれたことがわかります。

現金払いありで、売り上げより現金が多かった場合

現金払いで受け取ったお金が売り上げよりも多く、多い分をUber に支払う場合です。

明細を見ていたらいろんなパターンがあったので、それぞれ紹介していきます。

ちょっとややこしくなりますが、どこに何を書くか分かってしまえば同じように入力していけば大丈夫です。

回収額あり、前回未納分なし、週ごとの残高なし

詳細登録の画面で入力していきます。

「収入」「未決済」「発生日」「取引先」は先ほどまでと同じです。

勘定科目は「売上高」、金額は売り上げの金額ここでは「14142」と入力します。


次に、売り上げよりも現金を多くもらっているため、そのことについて入力していきます。

「+行を追加」をクリックしてもう一列増やします。

勘定科目は「預り金」を選択します。
Uber に返すお金で、いったん預かっているという意味で預り金にします。

金額はUber に支払う金額を入力します。
ここでは回収額の「5850」です。

いったん画面左上の「登録」をクリックします。

画面下に取引が表示されるのでクリックして詳細を開きます。

受け取った現金について入力していきます。

「+決済を登録」をクリックします。

入金元口座は「現金」

決済日は締め日の日曜日と同じ日付を選択します。

金額は実際に注文者から頂いた金額になっていることを確認し、「登録」します。

決済残高が0になりました!

しかしまだ続きがあります。

多く受け取った分をUber に支払ったことを記帳します。

取引入力画面に入力していきます。

左上は「支出」、決済は「完了」

口座は支払いに使ったクレジットカードまたはデビットカードを選択します。(私の場合は「その他」のクレジットカード)

発生日は支払いをした日

勘定科目は「預り金」

金額はUber に支払った金額を入力します。

取引先は「ウーバー」

「支出を登録」します。


下に取引が表示されました。

19992円を受け取り、そのうち14142円が売り上げ、5850円が預かったお金、5850円を支払ったことが記帳されました。

回収額あり、前回未納分あり、週ごとの残高なし

詳細登録画面で入力していきます。

「収入」「未決済」

発生日は締め日の日曜日

取引先は「ウーバー」

勘定科目は「売上高」

金額は売り上げの金額を入力します。


次に、売り上げよりも多くもらった分(Uber に支払うお金)について入力していきます。

「+行を追加」をクリックします。

勘定科目は「預り金」

金額はUber に支払う金額(回収額)を入力します。
ここでは「21960」です。


次に、前回未納分について入力しています。
先週の残高のことです。
もうすでに先週分は現金で受け取っているか口座に振り込まれていることになりますが、記帳しておかないと売り上げ明細と数字が合わなくなるので入力します。

「+行を追加」をクリックします。

勘定科目は「仮受金」としておきましょう。

金額は前回未納分の金額を入力します。
ここでは「388」になります。

左上の「登録」をクリックします。


画面下に入力した取引が表示されます。

クリックして詳細を開きます。

受け取った現金について入力していきます。

「+決済を登録」をクリックします。

入金元口座は「現金」

決済日は締め日の日曜日と同じ日付を選択します。

金額は実際に注文者から頂いた金額になっていることを確認し、「登録」します。
(為替の影響かわかりませんが、よく見ると明細と1円ズレています^^;)

決済残高が0になりました!

左上の「保存」をします。


次に、多く受け取った分をUber に支払ったことを記帳します。

取引入力画面に入力していきます。

「支出」、決済は「完了」

口座は支払いに使ったクレジットカードまたはデビットカードを選択します。(私の場合は「その他」のクレジットカード)

発生日は支払いをした日

勘定科目は「預り金」

金額はUber に支払った金額を入力します。

取引先は「ウーバー」

入力したら「支出を登録」します。


次に、前回未納分の調整をします。
先週の残高分が二重で登録されていることになっているので消していきます。

取引入力画面で入力します。

「支出」、決済は「完了」、口座は現金を選択します。

発生日は締め日の日曜日、勘定科目は「仮受金」、金額は前回未納分の金額を入力します。

取引先は「ウーバー」

入力したら「支出を登録」します。


下に取引が表示されました。

55184円を受け取り、そのうち32836円が売り上げ、21960円が預かったお金、388円が先週分の残高で、21960円をUber に支払い、もうすでに受け取っている先週分の重複している388円を消しました。

回収額あり、前回未納分あり、週ごとの残高あり

詳細登録画面で入力していきます。

「収入」「未決済」

発生日は締め日の日曜日

取引先は「ウーバー」

勘定科目は「売上高」

金額は売り上げの金額を入力します。


次に、売り上げよりも多くもらった分(Uber に支払うお金)について入力していきます。

「+行を追加」をクリックします。

勘定科目は「預り金」

金額はUber に支払う金額(回収額)を入力します。
ここでは「7232」です。


次に、前回未納分について入力していきます。

「+行を追加」をクリックします。

勘定科目は「仮受金」

金額は前回未納分の金額を入力します。
ここでは「353」になります。

左上の「登録」をクリックします。


画面下に入力した取引が表示されます。

クリックして詳細を開きます。

受け取った現金について入力していきます。

「+決済を登録」をクリックします。

入金元口座は「現金」

決済日は締め日の日曜日と同じ日付を選択します。

金額は実際に注文者から頂いた金額を入力します。

「支払手数料として登録する」のチェックは外します。

「登録」します。

次に、Uber から振り込まれるお金(週ごとの残高)について入力していきます。

「+決済を登録」をクリックします。

後日Uber から振り込まれるので、

入金元口座は実際に振り込まれる口座を選び、

決済日は振り込まれた日を選択。

金額があっていることを確認して「登録」をします。

決済残高が0になりました!

左上の「保存」をします。


次に、Uber に支払ったことについて記帳します。

取引入力画面に入力していきます。

「支出」、決済は「完了」

口座は支払いに使ったクレジットカードまたはデビットカードを選択します。(私の場合は「その他」のクレジットカード)

発生日は支払いをした日

勘定科目は「預り金」

金額はUber に支払った金額を入力します。

取引先は「ウーバー」

入力したら「支出を登録」します。


次に、前回未納分の調整をします。
先週の残高分が二重で登録されていることになっているので消していきます。

取引入力画面で入力します。

「支出」、決済は「完了」

口座は現金を選択します。

発生日は締め日の日曜日

勘定科目は「仮受金」

金額は前回未納分の金額を入力します。

取引先は「ウーバー」

入力したら「支出を登録」します。


下に取引が表示されました。

56020円を受け取り、48435円が売り上げ、7232円が預かったお金、353円が先週分の残高で、3780円を振り込みで受け取り、7232円をUber に支払い、もうすでに受け取っている先週分の重複している353円を消しました。

週ごとの残高がマイナス

この週は、週ごとの残高がマイナスになってしまいました。

売り上げよりも注文者から預かった現金の方が多かったので多い分をUber に支払わないといけなかったのですが、バグなのか支払いをする画面が出なく支払いができませんでした。

そのまま週が変わってしまい、マイナスのまま持ち越してしまった時の明細です。


記帳の仕方は今までとほとんど同じなので省いています。
このように記帳しました。

収入の部分は、
売上高が7202円、

本来支払うべきだった金額は、仮受金として1646円と入力しました。

決済の部分は、現金で8848円もらったことを入力してあります。

この週の記帳はこれで終わりです。


翌週の明細がこちらになります。

前回未納分がマイナスになっています。

このように記帳しました。

収入の部分は、
売上高が16366円、

Uber に支払う分(回収額)が預り金として2579円、

前回未納分は「+控除・マイナス行を追加」をクリックし一行追加します。

+控除・マイナス行を追加すると、入力する金額がマイナスになります。

仮受金で-1646円と入力しました。

決済の部分は、現金で12617円、振り込みで4682円受け取ったことを入力しました。


仕訳形式プレビューで見るとこのようになっています。

次にUber に支払ったお金について入力します。

預り金として2579円支払ったことを記帳しました。


まとめて見るとこのようになっています。
2週間分の取引です。

1週目にプラスになっている仮受金を2週目でマイナス処理しました。

金額に間違いがないか確認する

最後に、入力した内容に間違いがないか確認しておきましょう。

画面の上の「レポート」から「損益レポート」を開きます。

取引先ごとに確認することができます。

取引先の「ウーバー」をクリックします。
勘定科目ごとの詳細が表示されます。

「発生額累計」を見ます。

「売掛金」「未収入金」「仮受金」「預り金」が0になっていたら、取引途中のものはないことになります。

もしも過不足があれば、登録し忘れていることがないか見てみましょう。


最後に、収支に問題がないか確認します。

残高の金額が
「現金」+「銀行口座」−「クレジットカード」=「売上高」になっていますでしょうか。
(上の画像の場合だと、409,607+25,782-128,632=306,757です。)

合っていればミスなく登録できたことになります。


2023.3.3 追記

freeeの仕様が変わり、上記の確認の仕方ができなくなっていました。

代わりのやり方として、「取引」→「修正待ちリスト」から確認するのがいいと思います。

まとめ

お疲れ様でした!

長くなりましたが、パターンごとにどのように入力するかを書き出しました。

売り上げの明細を見た時に
古い明細では
売り上げ」は「売上高」
「回収額」は「預り金」
「前回未納分」は「仮受金」
「支払い」は、現金での決済
「週ごとの残高」は、口座振り込みの決済

というように入力しました。

新しい明細では
「売り上げ」は「売上高」
「受け取り額-未払金の回収」は「預り金」
「お取引後の残高」は「仮受金」
「集められた現金」は、現金での決済
「支払い」は、口座振り込みの決済

ということになります。

また、他のフードデリバリーでも同じように記帳できると思います。

売り上げは「売上高」
注文者から受け取った現金のうち、会社に支払うお金は「預り金」
注文者から受け取った現金は、現金での決済
会社からの報酬の支払いは、口座振り込みの決済

ということになります。

帳簿付けは大変ですが、頑張って終わらせちゃいましょう。


会計ソフトを使うと確定申告書の作成が格段に早くできるので、まだ使っていない方は検討してみてください。

今回紹介した会計ソフトはfreeeになります。


次の記事では、支出の付けかたについてまとめました。
合わせて読んでみてください。
Uber Eats(ウーバーイーツ) 確定申告 帳簿の付けかた【支出編】


追記

帳簿付けは、会計ソフトを使用してもわかりにくい部分があったり、手間もかかります。

この記事を読んで「こんなのやっとれんわ!」と思った方は、税理士の方にお願いするというのもありだと思います。

税理士の方にお願いすれば、帳簿付けをおこなってもらうことはもちろん、自分でやるよりも正確で安心して確定申告をできるという利点があります。

税理士の方を探すのは、税理士紹介サイトを活用するのがおすすめです。

ひとくちに税理士と言っても人によって得意不得意があったりするので、自分に合う税理士選びが大事になります。

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「自分には税理士が必要か」「自分に合った税理士はどんな人か」「サービス内容、料金、条件の希望」など、相談してみて考えるのも良いと思います。

コメント

  1. 通りすがり より:

    とても役立ちました! 有益な記事を本当にありがとうございますm(_ _)m

    • もふぃ もふぃ より:

      コメントありがとうございます。
      お役に立てて何よりです^^

  2. おち より:

    こちら参考に確定申告進めておりますが苦戦しております。上記の手順で売上登録をしたのですが、口座を同期した際の振込が未処理になっており、これを処理するとダブってしまいます。

    同期した口座のほうの処理はどのように行うべきでしょうか?

    • もふぃ もふぃ より:

      口座同期でダブってしまう場合の対処法は、ふたつ考えられます。
      ひとつは、同期の明細を無視すること。
      もうひとつは、売り上げを登録してそこに同期から取り込んだ明細を入れ込むことです。

      ひとつめは、ダブってしまう内容を「無視」で登録するやり方です。
      口座の画面を開き、状態のところで「無視」を選択するとダブらなくなります。
      ただこれだとせっかく同期しているのにあまり意味がないかもしれないです。

      もうひとつのやり方として、売り上げを登録してそこに同期から取り込んだ明細を入れ込むということもできます。
      売り上げを登録したあと、決済は登録せずに未決済のままにしておきます。口座の画面で明細の一覧から、該当する振込を開きます。「編集」→「未決済取引の消し込み」→「未決済取引から選択する」で、先に登録しておいた売り上げの取引を選びます。
      こうすると、決済が同期したものが入れ込まれダブらなくなると思います。

      このどちらかのやり方でダブらなくなると思うので、試してみてください。

      • おち より:

        拙い説明に迅速に的確なご返答ありがとうございます。
        上記解決できました!!
        もう一点なんですが、為替レート?の関係で1円の誤差が出ることがあるかと思います。
        誤差が出た際、上記の未決済取引の消込で処理した場合、1円を差額の調整によって調整することは処理として適切でしょうか?

        • もふぃ もふぃ より:

          解決したようで良かったです。
          調整して大丈夫だと思いますよ。

  3. 困った人 より:

    週の途中で余分な現金分をクレジットカードで支払ったため、上記を参考に取引登録をしていましたが取引登録のページで表示されている収入がUberへ支払った分プラスされていました。損益レポートの収入は正しいものでした。freeeでは取引登録の収入は受け取った現金全ての総額になるということでしょうか?

    また最新の明細では週の途中でUberへ支払いをした場合、『経費と返金』という項目で支払った分の金額が表示されています。どのように仕分けすべきでしょうか。

    • もふぃ もふぃ より:

      「収入 合計:」の欄が、実際の売上よりも金額が大きいということでしょうか?
      取引登録画面の収入の欄は、取引内容の合計が表示されているので、収入が多いかのように見えるのだと思います。
      その一列下にある勘定科目「売上高」のところで、売上が実際の売上金額になっていれば問題ないですよ。
      損益レポートが正しく表示されているなら問題ないかと思います。

      当ブログでは、支払った金額は「預り金」として処理しているので、同じように支払った分は「預り金」として仕分けしたら大丈夫だと思います。

      • 困った人 より:

        ありがとうございます。
        では取引登録の少し下、
        『一括削除 表示中:〇〇件(支出〇〇円、収入〇〇円)』の収入も受け取った総額になるということでしょうか?

        また色々な方がuberから取られている10%のサービス料『uber手数料』を経費として計上するとよく目にするのですが弥生での処理しか見つからずfreeeでのやり方を書かれているブログなどが見つかりません、freeeではuber手数料(サービス料)をどのように取引登録•決済を行うとよさそうですか?

        • もふぃ もふぃ より:

          総額になると思います。

          手数料は「支払手数料」で処理したらいいと思いますよ。

  4. まえきゃぷ より:

    昨年、Uber預り金をクレジットカード決済ができない期間がありまして、現金なしの配達を続けて積み上がったマイナス残高を売り上げで相殺するような時期がありました。その場合に、ある週から以下のような明細になるのですが、どのように仕訳するとよいでしょうか?

    開始残高:-50000
    売り上げ:10000
    最終残高:-40000

    以下のような仕訳で仮受金を売上高で相殺するイメージだったのですが、freeeでは「取引金額が 0 円となる取引は作成できません。」とメッセージが出てしまい、間違いだということが分かりました。

    借方      借方
    仮受金 50000  売上高 10000
            仮受金 40000

    • もふぃ もふぃ より:

      仕分けは記載されているとおりで問題ないと思います。
      しかしfreeeの仕様上0円になってしまうと登録ができないので、対処法としては0円にならなくなる週の取引まで登録してしまうことかなと思います。
      本来は週ごとで分けて登録していきますが、同じ週のところに次の週の取引も入力しまうということです。あまり良くはないと思いますが、仕様上登録できないようなので、、、。備考の欄に、その旨を記載しておくといいかと思います。

  5. まえきゃぷ より:

    相殺し続けて現金ありの配達可能になる週まで、纏めて入力するということですね。できないものは仕方がないので、今回は提案していただいた方法で進めていこうと思います。お返事ありがとうございましたm(_ _)m

  6. 初めての確定申告者 より:

    有益な記事、参考にさせていただいております。
    質問があります。

    Uberの「売り上げの明細」中の「売り上げ」は「サービス料」が引かれた金額です。
    この「サービス料」をfreeeでは

    「Uberへ支払った金額(支出)」
    「支払手数料(勘定科目)」
    「◯月◯日(発生日)」
    「現金(口座)」
    「UET Japan(取引先)」

    と入力してます。

    この売り上げ(銀行に振り込まれた金額)は実際は既にサービス料が引かれた金額が振り込まれているので「口座」が現金で良いのか悩んでおります。

    何卒アドバイス宜しくお願い致します。

    • もふぃ もふぃ より:

      サービス料は実際に自分が支払うわけではなく自動で引かれていると思います。そのため「支出」としてつけるのではなく、「収入」の中の「控除・マイナス行の追加」でサービス料を入力するのがいいかと思います。

  7. たんぽぽ より:

    質問があります。
    基本、現金配達をしていませんがアプリのバグにより昨年数回現金案件発生しました。

    上記【現金払いありで、売り上げより現金が少なかった場合】に該当します。
    ※ウーバーからの振込入金される口座はプライベート用なのでfreeeと同期させていません

    +決済登録の際、入金元口座を選択する必要がありますが入金口座を同期させていないため
    操作方法が解らず困っています。
    初歩的な質問で申し訳御座いません。
    よろしくお願い申し上げます。

    • もふぃ もふぃ より:

      「口座」→「銀行口座を登録」で登録できると思います。同期はしなくても登録できると思うので試してみてください。

  8. 初めての確定申告者 より:

    お忙しい中、返信有難う御座います。
    早速やってみます!

  9. 初めての確定申告者 より:

    「控除・マイナス行の追加」の作業完了しました。有難う御座いました。
    重ねて質問です。

    ①Uber用の入金用銀行口座からは業務(経費)に関係ない家賃・光熱費・私物の購入の為にお金を引き出した為にホーム画面の口座(銀行口座)の登録金額と同期金額にかなりの差があります。この差は問題になるのでしょうか?経費に関係ない出費も入力が必要なのでしょうか?

    ②同様にホーム画面の現金(口座)も経費(消耗品等)の支払いの影響なのか、大きくマイナス表記になってます。これも問題なのでしょうか?

    アドバイス宜しくお願い致します。

    • もふぃ もふぃ より:

      ①事業と関係のない支出は「事業主貸」として入力します。事業主貸の意味を調べていただくとわかると思います。
      ②理論上、現金がマイナスになることはないです。「確定申告 現金 マイナス」などで検索すると、原因や解決法が出てくると思うので調べてみてください。

  10. 初めての確定申告者 より:

    支出は「事業主貸」・「確定申告 現金 マイナス」で対応してみます。

    アドバイス有難う御座います。

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