突然ですが、災害は怖いですよね。
日本は地震大国だと言われています。
地震だけでなく台風などの災害もありますよね。
しかもそれはある日突然、予告なく訪れるものです。
そんな時、もしも避難をしないといけないことになったら、あなたは避難できるでしょうか?避難先で生活するための物は準備してありますか?
私は戸惑いました。
そこで、防災セットを用意することにしました。
防災セットを用意してみて、防災セットに入れるべきもの、災害が起こった時に適切に行動するためにはどうしたらいいのかなど、考えたことをまとめます。
用意するべき物
まず避難する時に何を用意しておくべきなのかということなのですが、分かりやすい表を見つけたので載せておきます。
日本赤十字社のサイトから引用しています。
何もないところで生活するのに必要な物と考えたら分かりやすいかもしれませんね。
ただですね、、、これらを全部一つ一つ揃えるのは大変だなと思いました。
そこで防災セットを購入することにしました。
防災グッズ、防災セット、避難グッズ、避難セットなど、いろいろな呼び名がありますが、同じ意味で使われていると思います。
今回は防災セットと呼ぶことにします。
防災セットの用意
防災セットの良いところは、自分で一から揃える必要がないことです。
必要最低限の物はだいたい揃っています。
防災セットはAmazonで見ると、4000〜20000円ぐらいの価格でありました。
今回はその中から、中間ぐらいの価格帯のものを選びました。
選んだ理由は以下です。
安いものは、お財布には優しいのですが、
リュックが臭いとか、中身が今ひとつなので結局自分でいろいろ買い足さないといけないなど、ネガティブなレビューが目立ちました。
高いものは、内容はしっかりしているのですが、
正直自分ひとりならこんなにも必要ないかなと思いました。
いろいろな物があるのは安心かもしれませんが、いざ逃げる時に重たーいリュックを背負ってくのは大変ではないかとも思います。
そうして選んだのがこちらです。
リュックの色はオレンジか黒、中身はソーラーラジオセットかランタンセットを選べるようになっています。
私はソーラーラジオを選びました。
中身はこのようになっています。
セット内容
1. 防災リュック×1
2. マルチソーラーラジオライト×1
3. 防災冊子×1
4. アルミブランケット×1
5. アルミ寝袋×1
6. アルミポンチョ×1
7. エアーベッド×1
8. レスキューライス×3
9. 5年保存水×3
10. 携帯おかん器×2
11. 5L給水タンク×1
12. トイレの凝固剤(10回)×1
13. ゴミ袋(10枚入り)×1
14. ポケットティッシュ×2
15. 5年保存防災ウェットティッシュ×1
16. ラバー付き手袋×1
17. 緊急ホイッスル×1
18. スモークシャットアウト×1
19. マルチツール×1
20-22. 歯ブラシセット×1(コップ.歯ブラシ.歯磨き粉)
23. 衣類圧縮袋×2
24. タオル×1
25-27. トラベルセット(エアー枕.アイマスク.耳栓)×1
28. エアーマット用ポンプ×1
29. ボールペン×1
30-40. 救急セット×1(キットバッグ/サージカルテープ/包帯/カラーメンボー(10P)/ガーゼ(2枚)/やすり/ハサミ/爪切り/耳かき/毛抜き/絆創膏)
ひと通り揃っているので、自分で何か買い足す必要はないかなと思いました。
この防災セットはあらかじめリュックに詰められているわけではなく、自分でリュックに詰めていくものでした。
なぜそんな手間のかかるようになっているのかというと、意識の備えもしてほしいからだそうです。
リュックに入った状態で届いたら、中身をちゃんと確認せずにそのまま放置してしまうなんてことにもなってしまうかもしれません。
自分でリュックに詰めるようにすることで、物の備えだけでなく、意識の備えもしようということです。
上手いこと考えられていますね。
セット内容の一覧が書かれた紙があるので、これを見ながらリュックに詰めていきました。
詰める時にその物の使い方も確認するといいと思います。
なかなか普段は接することのない物たちなので、こんなふうに使うんだあと勉強になりました。
トイレの凝固剤は10個入りで、ひとりで使うには十分すぎるぐらいあって安心でした。
枕やベッドを膨らませる空気入れもありました。画像にある赤いやつです。
被災している時はただでさえしんどく、口で空気を入れるなんて大変だと思います。
これは嬉しい気遣いだと思いました。
災害マニュアルの冊子があるのですが、これがすごく分かりやすく勉強になります。
東日本大地震の救助活動に就いた消防士の方と協力し作成したそうで、かなり濃い内容になっています。
地震や津波、災害時の豆知識なども書いてあり、これを読めただけでもこのセットを買った価値はあったと感じられるほどです。
ソーラーラジオは一台でいろいろな機能を使うことができます。
AM/FMラジオ、懐中電灯、手元灯、スマホの充電器、SOSアラームなど。
手元灯はランタンのようにも使えると思ったので、ランタンセットではなくソーラーラジオセットを選びました。
(しかし、後から調べたらランタンの方もソーラーラジオと同じような機能がありました。なのでソーラーラジオでもランタンでもあまり変わりはないかもしれません。)
本体の給電の仕方は、手回し・ソーラー・USBでの充電、もしくは乾電池も使用できるようになっています。
これだけの給電方法があれば、充電がなくなって全く使えない!なんてことは避けられるのではないかと思います。
それから、セット内容には記載がないですが、iPhone、android(microUSB、Type-C)3種類の充電が可能な3in1ケーブルももらえるとのことでした。
このケーブルはソーラーラジオからスマホを充電する時にも使えるので便利です。
セット内容を全部詰めるとこんな感じになりました。
これで4.3kgでした。
めちゃくちゃ重たいというわけではないですが、それなりの重さはあると感じました。
とはいえ、これくらいなら避難するのに支障はないかなと思います。
防災セットといえばこのくらいにはなるのでしょう。
リュック自体は軽いです。
リュックにはまだ余裕があるので、自分の入れたい物を入れられます。
これは嬉しいポイントだと思いました。
私は常備薬、コンタクトレンズとコンタクトレンズの液、衣類、生理用品、現金を入れました。
それから食料も少し足しておくことにしました。
冊子に「非常時だからこそ食べたいものを」と書いてあるのを見てハッとしたからです。
被災すると疲れて体力や食欲も失われる可能性があります。
そんな時だからこそ、食べたいものや普段食べ慣れているものがいいということです。
そこで保存食を調べてみました。
お菓子系では、ビスコの保存缶というものを見つけました。
見慣れたお菓子が保存食になっていることにはちょっとびっくりしました。
賞味期限が5年ほどあります。
災害用伝言ダイヤルなども書いてあり、いいなと思いました。
ビスコは比較的馴染みのあるものなので嬉しいです。
ビスコ以外にも、リッツやハーベスト、ルヴァンの保存缶もあるようです。
やっぱりビスケット系の保存食は多いようでした。
それからパスタの保存食なんてものもありました。
なんかおしゃれです。
スプーンもついているのでカトラリーがなくても食べれちゃいます。
お湯か水でも食べることができるようです。
保存食と言えばカンパンなイメージだったのですが、いつの間にかこんなにも進化していたのですね(^^;
いろんな種類があり選ぶのが楽しかったです。
こんな感じで防災セットが完成しました。
意識も備える
さて、避難セットの準備はできましたが、実際に避難するのはどんな時なのでしょうか?
地震が起きたらすぐ?地震がおさまったあと?避難する場所は?など、いろいろな疑問があるのではないかと思います。
こういうことについてもちゃんと考えておくべきではないかと思います。
避難するタイミングは、付属の冊子が参考になります。
それぞれのシチュエーションごとにどうするべきか書かれていました。
基本的には身動きが取れるようにすることが大事なようです。
閉じ込められたりしないよう、逃げ道や隙間などを確保するのが大事だと思います。
地震が起きた時、家にいるか車にいるか、どこで何をしているかは分かりません。
どんなタイミングでも適切に行動できるよう知識として知っておくのは大きいと思います。
それからおすすめは、ハザードマップを確認することです。
ハザードマップとは、災害が起きた時に土砂崩れや浸水などが予想される危険な場所や、災害時の避難場所などを表しているマップです。
「市区町村名 ハザードマップ」と検索すれば出てくると思います。
自分の住んでいる場所の安全性、そして避難所はどこになるのかなどを確認しておきましょう。
ただし、ハザードマップで大丈夫な場所でも絶対に安全だとは限りません。
ハザードマップは参考程度にし、状況に応じて判断するべきだと思います。
せっかく防災セットを用意しても、避難できずに死んでしまったら意味がないですからね。
常備食も考える
あとは保存食というよりも常備食として食料を用意しておくということも考えました。
レトルトやインスタント食品などです。
避難まではいかなくても、台風などの被害で家から出られないなんてことがあるかもしれません。
風邪をひいて買い物に行けないことなんかもあったりしますよね。
そんな時のために、保存がきく食品を日頃から用意しておくのがいいと思います。
まとめ
災害は怖いものだと思います。
しかし、ちゃんと備えれば、漠然とした恐怖も和らぐのではないかと思います。
防災セットを用意したり、避難場所やハザードマップを確認するのがおすすめです。
物の備えと一緒に意識の備えもしてみてはいかがでしょうか。