Uber Eats(ウーバーイーツ) 確定申告 帳簿の付けかた【支出編】

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前回は収入の付けかたについてまとめました。
前回の記事はこちらです。
Uber Eats(ウーバーイーツ) 確定申告 帳簿の付けかた【収入編】

今回は支出の付けかたについて書きます。
今回も私が使っている会計ソフトfreeeでのやり方になります。

スマホでもできますが、パソコンでのやり方を紹介していきます。

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支出の付けかた

支出は主に経費について記帳すると思います。

経費とは、その売り上げを出すために必要になった出費です。

経費が増えると所得が減り、払うべき税金が減ります。

経費をうまく使い節税していきたいですね。

配達員が経費にできる物としてどんな物があるのかわからないという方は、Uber Eats(ウーバーイーツ)配達パートナーの経費と勘定科目も合わせて読んでみてください。
経費になる物と、その勘定科目について書いています。


帳簿を付け始める前に、銀行口座やクレジットカードを登録しておきましょう

登録は、画面の上にある「口座」から登録できます。

クレジットカードはfreeeでは同期に対応していないものなら「その他」として扱います。

現金で支払いをした場合

例として、ホームセンターで550円のタオルを現金で買ったことを記帳したいと思います。

取引入力画面を開きます。

左上は「支出」、決済は「完了」、口座は「現金」を選択します。

発生日は購入した日付を、勘定科目は「消耗品費」を選びます。

勘定科目は自分がこれだと思うものを選べば大丈夫です。

金額は消費税込みの金額、ここでは「550」と入力します。

取引先、品目・部門・メモタグ、備考には、後から見た時に何を買ったのかわかるように書いておくと良いです。
ここでは備考に「タオル」と書いておきました。

最後に「支出を登録」をクリックして完了です。

クレジットカードで支払いをした場合

例として、スマホの通信料10000円をクレジットカードで払った場合です。
料金が確定したのが7月10日、実際に口座から引き落とされたのが8月10日とします。

取引入力画面を開きます。

「支出」「完了」を選択します。

口座は支払いに使ったクレジットカードを選択します。(私の場合はその他のクレジットカード)

クレジットカードの場合は、料金が確定する日と実際に引き落とされる日は違いますが、決済は「完了」で大丈夫です。この方が後の処理が簡単になります。

発生日は支払い料金が確定した日付を、勘定科目は「通信費」を選びます。

金額は支払う金額なので、ここでは「10000」と入力します。

後で見た時にわかるように、メモを残しておきましょう。
ここでは、備考に「スマホ通信料」と書いておきました。

「支出を登録」します。


トップページに行くと、クレジットカードの残高がマイナスになっていると思います。

銀行口座からクレジットカードの引き落としがされたことを処理するとマイナスが0になります。

実際に引き落としされたら、引き落としされたことを帳簿に登録します。

「取引」画面を開くと「口座振替」のタブがあるのでそれを開きます。

振替日は実際に口座から引き落としされた日付を選びます。

振替元口座は引き落としされる銀行口座
振替先口座は支払いに使ったクレジットカードを選びます。

金額は支払った金額を入力します。

入力したら「振替」をクリックし登録します。


トップページを見ると、銀行口座の残高が減り、クレジットカードの残高が0になっていると思います。
これで銀行口座からクレジットカードの引き落としをされたことが記帳できました!

この振替の処理は、取引ごとではなく1ヶ月分の引き落としをまとめておこなっても大丈夫です。

銀行口座を同期しておけば、1ヶ月分の引き落としも反映されるので、それをクレジットカードの引き落としに使われたということを登録してしまえば、手入力で引き落としの入力をする必要がなくなります。

詳しいやり方はクレジットカードの利用内容を記帳する(一括払い)にわかりやすく解説されています。

デビットカードで支払いをした場合

デビットカードは支払いがあるとすぐに口座から引き落とされるカードですね。

すぐに引き落としされるため、現金と同じように記帳しても良いように思えます。

しかし、記帳する時はクレジットカードと同じように付けることが推奨されています。

詳しくはデビットカードの利用内容を記帳するをご覧ください。

付けかたはクレジットカードと同じように入力していけば大丈夫です。

10万円以上の物

10万円以上の物を購入した時は、一度にその費用を経費に計上するのではなく、何回かに分けて計上します。

10万円以上の物は固定資産として扱いになり、法定耐用年数という資産が利用に耐える年数があるので、その年数に分けて計上することになります。

これを減価償却(げんかしょうきゃく)と言います。

減価償却資産の耐用年数

自転車:2年
バイク:3年
軽貨物:4年

参考:耐用年数(車両・運搬具/工具)|国税庁

自転車は2年に分けて、バイクは3年に分けて、軽貨物は4年に分けて計上することになります。

ちなみにこれは新車で買った時の話なので、中古で購入した場合は年数が変わってきます

中古の場合の計算式は固定資産を登録する(固定資産台帳)に記載されているのでご確認ください。

freeeでの帳簿の付けかた

10万円以上の物を購入した時の登録の仕方です。

まず取引入力画面で通常どおり支出を登録します。
これは2020年7月1日に15万円の自転車を購入した場合です。

勘定科目は「固定資産の購入」という欄があるので、そこから選びましょう。


支出を登録をすると、固定資産台帳にも登録するように表示されます。

右の「固定資産台帳へ」をクリックします。

固定資産の登録画面が表示されるので、詳細を入力していきます。

償却方法は、毎年同じ金額を償却する「定額法」を選びます。

事業利用比率は事業にどれくらい使うのかを考えて入力します。
例えば50%にしたら購入金額の50%が経費として計上されることになります。
(ここではわかりやすいように100%にしました。)

下に「保存」ボタンがあるのでそれをクリックし完了です。


このように登録されます。

2年=24ヶ月にわたって計上するため、1ヶ月分は150000÷24で6250円になります。

2020年分は、7〜12月までの6ヶ月分の37500円を計上することになります。
2021年には12ヶ月分の750000円、2022年に残りの6ヶ月分の37500円を計上することになります。

減価償却の詳しいやり方は固定資産を登録する(固定資産台帳)にも記載されています。

事業でもプライベートでも使う物

事業でもプライベートでも使う物は、全額を経費にするのではなく、事業で使う分の割合を経費に計上します

例えば、配達をするために自転車を買ったとします。

その自転車を配達だけでなく、買い物などプライベートでも使ったとすると、自転車は100%事業のため買ったものではなくなってしまいますよね。

そこで、事業に使った分の割合だけ経費にします

これを家事按分(かじあんぶん)と言います。

どのくらいの割合を経費にするかは自分で決めることになります。

割合は合理的な割合にしましょう。

もしも税務調査がおこなわれた時に、ちゃんと説明でき納得してもらえなければいけません。

割合の決め方は、時間や頻度で決めるのが良いと思います。

例えば、1ヶ月のうち15日ぐらい稼働しているなら50%ぐらいにするという感じです。

freeeでの帳簿の付けかた

詳しいやり方は家事按分を登録するにわかりやすく載っています。

スマホの通信料などは、毎月支払いがあって毎月帳簿に書くことになると思いますが、按分は上記のやり方でまとめて一回でできるようになっています

按分の割合は後から変えることもできます。

まとめ

支出の帳簿付けについてまとめました。

現金で支払った物は現金で、
カードで支払った物はカードで記入し銀行口座の残高から引き落とされたことも忘れずに記帳しましょう。

デビットカードもクレジットカードと同じ付けかたで大丈夫です。

10万円以上の物を購入した場合は、減価償却で決められた数年に分けて計上することになります。

事業でもプライベートでも使う物は、家事按分をして適切な割合を経費として計上しましょう。


帳簿付けは大変ですが、これさえ終わってしまえば後はほとんど会計ソフトが計算して提出書類を作ってくれます。
確定申告完了まであと少しですね!

次は確定申告の時期が近くなってきたら、電子申告のことについて書こうと思います。


追記

電子申告をしました。

マイナンバーカードと対応しているスマホがあれば、それだけで電子申告できます。
自宅で確定申告!電子申告のやり方

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