前回の記事で、メタマスクにETHを送金するところまで完了しました。
こちらの記事です。
今回の記事ではETHをPolygonのETHに替えるやり方や、OpenSeaの使い方についてまとめています。
売買できるようになるまであと少しです!
MetaMaskにPolygonのネットワークを追加
OpenSeaで購入できるNFTには、イーサリアムのETHで購入できるものと、Polygon(ポリゴン)のETHで買えるものがあります。
ポリゴンは、イーサリアムの課題を解決するために開発されたプロジェクトの名称です。
イーサリアムの課題とは、処理遅延や手数料高騰になります。
イーサリアムはガス代と言われる手数料が高いです。一度に数千円から二万円ほどかかる時もあります。
NFTを購入する時に毎回これだけの手数料がかかってしまいます。(販売形式によってはかからないこともあるそうです。)
出品する場合も最初の1回目はガス代がかかります。
しかし、ポリゴンならガス代がかかりません。
初心者の方はポリゴンで売買する方がやりやすいと思います。
というわけで、メタマスクにポリゴンを追加します。
メタマスクのネットワークの欄をクリックして、「カスタムRPC」というのをクリックします。

それぞれの項目を入力します。

入力する内容はこちらです。
ネットワーク名:Polygon
新RPC URL:https://polygon-rpc.com
チェーン ID:137
通貨記号:MATIC
ブロックエクスプローラーのURL:https://polygonscan.com/
入力して保存します。
これでメタマスクにポリゴンが追加されました。
(ポリゴンのネットワークは調べるといろいろ出てきますが、2022年1月時点では上記のもの一番最新のようです。)
詳しくは、こちらのサイトにも記載されているので参考にしてみてください。

MetaMaskにあるEthereumのETHをPolygonのETHに替える
メタマスクにポリゴンのネットワークを入れることができました。
しかしメタマスクに入っているETHはイーサリアム上のETHです。これをポリゴンでのETHに替えないといけません。
ポリゴンに移しても「ETH」というので、ちょっとややこしいです。
異なるネットワーク間で入出金することを、bridge(ブリッジ)と言ったりします。
こちらのツイートがわかりやすいです。
🦊OpenSea初心者向け図解
— Ki Hara@NFT creator (@shr_mm29) September 28, 2021
ブロックチェーン→国
ETH→国独自の通貨 と捉えて下さい。
図の2種類のETHは名前は一緒ですが、別物です。その国で使える通貨に両替(ブリッジ)する必要があります。
(※ポリゴンのETHは国内取引所に送ることができないので、必ずイーサリアムにブリッジしてから送金) pic.twitter.com/GPpSVWwOkH
なんとなくイメージできたでしょうか?
それではイーサリアムのETHをポリゴンのETHに替えていきます。
Polygonのサイトを開きます。
こちらです。
https://wallet.polygon.technology/
メタマスクを選択します。

「Polygon Bridge」を選択します。

「Ether」を選択して、ポリゴンに替えたい分の金額を入力し、「Transfer」をクリックします。

「Continue」をクリック。

トータルでかかるガス代の目安がわかります。
もしあまりに高ければキャンセルして、少し時間を置いてからもう一度おこなうとガス代が安くなっていることもあるかもしれません。
「Continue」をクリック。

「Continue」をクリック。

「確認」をクリック。

処理が始まりました。

7から8分待ちます。

待っている間に、メタマスクのマティックメインネットにトークンを追加します。
今のままだとポリゴンのETHがどれだけあるかメタマスクで見れないので、手動で追加してポリゴンのETHを見れるようにしましょう。

「Polygon Wallet」をクリック。

ETHの欄の右にある狐のマークをクリックします。

「ネットワークの切り替え」をクリック。

これでメタマスクで、PolygonのETHが見れるようになります。

PolygonのETHをMATICに交換
今後、日本円に出金しようとしたら、ポリゴンのETH→イーサリアムのETH→日本円という順番でおこなうことになります。
ポリゴンのETHをイーサリアムのETHにする時にガス代が必要になります。この時のガス代はポリゴンの方で必要になります。ポリゴンのガス代はMATICという通貨です。
そこでMATICを用意します。
ETHの一部をMATICに交換します。通貨を交換することをswap(スワップ)と言います。
スワップはQUICKSWAPというサイトがわかりやすいので、ここでのやり方を紹介します。
サイトを開きます。
メタマスクが「Matic Mainnet」になっているか確認します。

通貨と数量を入力します。
MATICはガス代が安いので、1MATICあれば十分だと思います。
「Approve ETH」をクリックします。

「確認」

「Swap」

「Confirm Swap」

「確認」

これで完了です。

数分でウォレットに反映されると思います。
OpenSeaのアカウント作成とプロフィール設定
これで通貨の準備は終わりました!
これでNFTの売買ができます。
ここからはOpenSeaのアカウントの作り方や売買の仕方を紹介します。
まずはアカウントの作成です。
OpenSeaにアクセスします。サイトはこちらです。
https://opensea.io/
ググって出てくるサイトは偽物なこともあるのでURLをしっかり確認しましょう。
サイトを開いたら、「作成」をクリック。

「Sign In」

「署名」

プロフィールを設定します。
アイコンにマウスを合わせると「Settings」とあるのでクリックします。

順番に入力していきましょう。入力したら画面下にある「Save」で保存します。

メールアドレスは、メールが送られてくるので「VERIFY MY EMAIL」をクリックします。

これで登録完了です。

自分のページでは、自分が所有しているNFTや、自分が作成したNFTが見れるようになります。
このページは他の人も見れます。
もし見られたくないものがあったら非公開にすることもできます。

お財布のようなマークをクリックすると自分のウォレットの中身を確認することができます。

購入の仕方
購入する前にざっくりと作品の探し方を載せておきます。
とにかくたくさんあるのでしっくりくる作品を見つけるのが大変ですが、いろんな作品を見て探すのも楽しみのひとつだと思います。
「Marketplace」ではジャンルごとに探すことができます。

フィルターで条件を絞って探すこともできます。

「Stats」では、ランキングや直近で売買されているものを見ることができます。

欲しい作品があったら購入してみましょう。
値付けがされている作品はすぐに買うことができます。「Buy now」とあるのでクリックします。

作品の情報が出てくるので確認してチェックを入れます。

「チェックアウト」をクリックしたあと、メタマスクで署名すると購入が完了します。

値付けがされていない作品や、オファーを募っている作品には、好きな値段でオファーを出すことができます。
「Make offer」をクリックします。

金額とオファーを出しておく期間を設定して、「申し出をする」をクリックします。

オファーが承認されれば購入になります。
販売の仕方
コレクションの作成
まずはコレクションを作りましょう。お店みたいなイメージです。
アイコンの「My Collections」をクリックします。

「Create a collection」で作ります。

ロゴイメージはアイコンになります。
背景画像の小さい方はスマホで見るサイズだと思います。

大きい方の画像はパソコンで見た時の背景画像、コレクションの名前、コレクションのURLを入れます。
URLはコレクションの名前と同じにしておくとわかりやすいと思います。

コレクションの説明・紹介文、カテゴリーはArtやCollectiblesなどあるので合うものを選びましょう。SNSのリンクもあれば入れておきます。

パーセンテージフィーは二次流通で売れた時に何%もらうかを入れます。アドレスはメタマスクのアドレスを入力します。
ブロックチェーンはイーサリアムかポリゴンか選べます。

支払いに使えるトークンを選べます。ここは特に追加しなくても大丈夫でしょう。
表示の仕方を選べます。
センシティブなコレクションならチェックします。
これで保存します。

コレクションができたので、そこに作品を出品しましょう。
作品を作成する
作品の作成は、「Add item」か、アイコンの横にある「Create」をクリックします。

出品する作品を入れます。
作品の名前と、作品のリンクを入れます。リンクは作品の名前と同じにしておくとわかりやすいと思います。

作品の説明文を入れます。
コレクションの選択は、コレクションが複数作っている場合はどこのコレクションに入れるか選ぶことができます。
NFTは属性や特性を追加することができます。例えば、ゲームのキャラクーだと「攻撃2、防御4」みたいな感じで特性がありますよね。そんな感じでNFTにも特徴を追加することができます。

攻撃と防御を入れてみました(笑)

作成する数が表示されています。ひとつではなく複数作成することもできるということになります。Giveaway企画などでたくさん作りたい場合に便利です。
ブロックチェーンはイーサリアムかポリゴンを選びます。

下にある「Create」を押すと完成です。
作品のページで履歴を見ることができます。Mintedが作成されたという意味になります。

作品の編集と削除
「Edit」から作品の編集や削除をすることができます。

編集の場合は「Submit Changes」で保存を、削除の場合は「Delete Item」で削除ができます。

作品を出品する
出品をする時は、「売る」ボタンをクリックします。

値段や販売する期間などを決めることができます。
(イーサリアムだとオファーで出品することもできますが、ポリゴンではオファー出品はできなくなっています。)
運営に払う手数料や、二次流通で売れた時にもらうお金のパーセントも確認できます。

二次流通のロイヤリティ割合を設定していないと、転売されてもお金が入らないので気をつけましょう。
恥を忍んで公開します…ゴクリ👀
— まい | mai’s_sketch NFT (@mai_sketch) September 28, 2021
「二次流通増えてる〜わ〜い!」と思っていたけど
😂😂フィーを設定してなかった😂😂
コレクションから設定できるみたい(って知ってるよねみんな
同じ轍を踏むクリエイターさんがいませんように🙏@crypto_muscle_ さん教えていただきありがとうございました😭✨ pic.twitter.com/kAN2q043Yl
送るやり方
NFTは誰かに送ることもできます。
駆け出しのクリエイターが知名度を上げるためにプレゼントしたり、購入者にノベルティとしてプレゼントしたりしている方もいます。
送る時はプレゼントのマークをクリックします。
アドレスを入力する欄が出てくるので、送りたい相手のアドレスを入力すると送ることができます。

まとめ
初心者の方向けのNFTの始め方でした。
OpenSeaにはとにかくたくさんの作品が出品されています。
また、日々いろんな情報が流れています。
売るのも買うのも最新の情報を把握していた方が有利だと思います。
最新の情報をキャッチするためのおすすめを【NFT総まとめ】初心者向けNFTの始め方や、楽しみ方〜稼げるのかにまとめました。
NFTの始め方の一覧も見ることができます。
OpenSeaで売買していると、ETHをポリゴンからイーサリアムに替えたい時や、ETHをWETHに替えたい時があると思います。
そのやり方については、PolygonからEthereumへのブリッジと、ETHからWETHにスワップするやり方に書きました。
必要になった際はこちらもご覧ください。