最近話題のNFT。
もしかしたら初めて聞いたという方もいるかもしれません。
今、NFTに熱狂する人が増えてきています。
この記事では、NFTについて初心者の方でもわかりやすく解説します。
NFTとは
NFT(エヌエフティー)は、Non-Fungible Token(ノンファンジブルトークン)の略で、日本語にすると非代替性トークンという意味になります。
ちょっと言葉が難しいですが、他のものと変えられないということになります。
代替性と非代替性の違いは、例えばこのような感じです。
今あなたのお財布に入っている千円札は、ATMの中にある千円札と同じ価値があり、交換することができますよね。
これは代替できるということになります。
では、千円札にAB123456Cという番号が刻まれている場合、それと同じ番号の千円札と交換することは可能でしょうか?
できないと思います。
AB123456Cの千円札はそれ1枚だけで、他にないからです。
AB123456Cの千円札は交換ができない非代替性のものということになります。
非代替性だとなにが良いのでしょうか?
良い点はこちらです。
非代替性トークンの良い点
本物を証明できる
NFTはブロックチェーン上で発行されます。
ブロックチェーンとは、簡単にいうと、不正や改ざんが難しく、データを分散して保持する仕組みのネットワークです。
たくさんの情報を参加者がお互いに検証しあっています。そのため不正や改ざんは難しいのです。データも一箇所ではなく、それぞれの参加者が記録を保持する形になります。つまり分散して持っているということになります。
この解釈は難しいですが、ざっくり言えばこんな感じだと思います。
この仕組みを生かし、デジタルデータのひとつひとつにシリアル番号みたいなものをつけることができます。
そのため、デジタルデータが唯一無二のものとして証明できるということになります。
取引の履歴もオープンにされています。
発行者の情報を記録して作品が本物であると証明したり、購入者の情報を記録して所有権を明らかにしたりすることが可能です。
例えば、街でシャネルのバッグを持って歩いている人がいるとします。
そのバッグは本物のシャネルのバッグでしょうか?
素人にはわからないですよね。
ブロックチェーンの技術を使うと、発行者や購入者の情報が見ることができます。
誰でもそれが本物かどうか見分けることができるのです。
価値を盗まれない
残念な話ですが、NFTであっても、他人がコピーすることはできてしまいます。
しかし、もしコピーされたとしても、最初に出した記録は残っています。
情報がオープンになっているため、作品がオリジナルなのか他人のコピーなのかは判別することができます。
自分が最初に作ったのであれば、オリジナルは自分だと証明することができます。
そういう意味では、価値まで盗むのは厳しいと思います。
購入者からしても偽物をつかまされる心配がなくなります。
ただ、偽物が現れないわけではないのでそこは注意が必要です。
【注意喚起】
— おにぎりまん⛩🍙⛩ (@onigiriman1998) October 1, 2021
どこかの誰かさんに盗用されました笑
自分はopenseaとrarible以外ではNFT出品してないのでご注意ください‼️
※誰か間違えて買うのも嫌なのでリンクは貼りません‼️
[Attention]
Someone copyminting my art work.
Please don’t buy NFT from
this account. pic.twitter.com/FYlEOa4oEj
追記
NFTというものを理解するのに、ものすごくわかりやすい動画がありました。
中田敦彦さんのYouTube大学、さすがのトーク力です。
アートやイラストのNFTだけでなく、NFT全般についてわかりやすく解説されています。
【NFTとメタバース①】デジタル資産になぜ数十億円もの価値がつくのか?世界の未来はどう変わる?
NFTはどれくらい盛り上がっているのか
2021年3月に、Twitterの創業者、ジャック・ドーシーCEOの最初のツイートが日本円で3億円ほどで落札されました。
このニュースは耳にした方も多いのではないでしょうか?
このツイートがNFTとして販売されていました。
インフルエンサーの方も次々とNFTを購入しています。
NFT買ってみたー!Crypto Girlという日本のアーティストさんです!買ってみて分かったけど、この世界はメチャクチャ面白い!#cryptogirl
— 関口 メンディー (@mandy_s_mandy) September 28, 2021
Check out this account on OpenSea https://t.co/GrBzroLP2n @openseaより
買っちゃった!!!!!!!!!!
— ikehaya-nft.eth | CryptoNinja (@IHayato) September 22, 2021
ぎゃーーーーー
ウォレットにいるーーーーーーー!!!!#NFT #cryptopunks pic.twitter.com/5kSI6uOn8J
こちらを購入しました😌
— Manabu | Crypto Investor (@manabubannai) September 24, 2021
NFTの「CryptoPunk」で、お値段は「115 ETH」なので、日本円で「3,900万円」です。とても満足です#cryptopunks #ethereum pic.twitter.com/BUJoQ3ddzx
遂に買っちゃったよ〜。
— パチューチャイ@DeFiに夢中なの (@FireMovementLi1) September 25, 2021
約4400万円!
元々安く買ったイーサリアムだから別に高いとは思わないんだよな。
良き良き。 pic.twitter.com/hb1L6TEqm2
DJ、プロデューサーのマシュメロ@marshmellomusic
— miin | NFT情報コレクター (@NftPinuts) September 29, 2021
BoredApeYCを購入
NFTアイコンになる
購入価格は 75ETH (2,300万円)🐒 pic.twitter.com/B2b9W3H0gL
企業も参入してくるとのことで、あらゆるところで非代替性を生かしたサービスが始まるのではないかと思います。
主要国内企業のNFT関連サービスへの参入が多く追い切れないのでリスト化してみました。
— 小林豪 (@GOU_0013) October 2, 2021
主な参入方法としては、
・NFTマケプレ:楽天、GMO…
・IPのNFT化:バンダイナムコ…
・NFTゲーム:電通、DeNA…
の3つがある印象。
また大半の企業がスタートアップと連携していて、業界全体の勢いを感じます。 pic.twitter.com/PsvLJOufhP
流行っている理由と楽しみ方
私が思う、NFTが流行っている理由は以下です。
デジタルデータの販売がしやすくなった
収集するのが楽しい
自己顕示欲が満たされる
自分だけが所有できる
投資目的
未来への期待
デジタルデータの販売がしやすくなった
今までのデジタルデータは簡単にコピーができて、コピーされてしまうとオリジナルを証明するのも難しかったと思います。
しかし、ブロックチェーンの技術を使うことで、デジタルデータでも唯一無二の存在を証明することが可能になりました。
そのため、デジタルデータの販売がしやすくなったのだと思います。
収集するのが楽しい
購入する側の楽しみとしては、単純に集めるのが楽しかったり、見たり選んだりするのが楽しいというのがあると思います。
なにかを集めるのが好きな方はハマるんじゃないかと思います。
自己顕示欲が満たされる
何かをたくさん集めていたり、すごいものを持っていたりすると、自慢したくなることはありませんか?
自分が持っているNFTコレクションは公開することができます。
こんな感じです。
ついに私の“Kawaii Collection”が完成しました😍
— ともやん@NFTまっしぐら(*’ω’*) (@Tomoyan_Biz) October 4, 2021
自分の目には”Kawaii”ものしか入れたくない方必見!!
ぜひ足をお運び下さい!!(はぁ、控えめに言って最高…)https://t.co/2nwqCp2ETW#NFT #NFTjapan #Kawaii pic.twitter.com/fSH8TlcnCt
NFTを買ったみなさん。
— ikehaya-nft.eth | CryptoNinja (@IHayato) October 4, 2021
ぜひNFTギャラリーを作ってください。
今はCYBERが主流です。https://t.co/qCEyj5BFgM
そして、これ、最小展示数は、 20枚です。
沼へようこそ!!!
ぼくのギャラリーはこちらです(総額4000万円くらい……)。
立体物も展示できます!https://t.co/RAPpYwDlBH pic.twitter.com/0Qjq3U6Tr8
見られることで注目されたり、褒められたりすると、自己顕示欲が満たされます。
見せたくないものは非公開にすることもできますよ。
自分だけが所有できる
ここ数年はシェアをするというのが、一般的だったと思います。
音楽や映画はストリーミング、所有というより借りるようなイメージ。
デジタルデータを所有するという感覚は、今まではあまりなかったと思います。
しかし、一点物のNFTなら、この世で自分だけが所有できることになります。
この感覚はいいですよ〜(語彙力^^;)
投資目的
安く買って高く売るですね。
値上がりしそうな作品を買って、高くなったら売りたいと思っている人も多いと思います。
実際に利益を出している方もいます。
ArtBlocks
— miin | NFT情報コレクター (@NftPinuts) October 2, 2021
史上最高値となる2,100Ethでの落札
💰7億円相当….
元の持ち主
「3月に550ドルで買ったものだ」
アーティスト
「Probably something」https://t.co/XKAQv97EsF pic.twitter.com/2xhFeQ7XVR
昨日の昼、30000円ぐらいで買ったNFTが夜には0.5eth 150000円くらいで売れました。ありがとうございます!NFTの波がキティる! 爆益報告でさらに人気出ることを祈ります pic.twitter.com/W8eduoZDX5
— はやっち @ NFT投資やってます (@HayattiQ) September 28, 2021
NFT売却。買値の10倍近く値上がりしました。すごい👏
— もふぃ❁ 🐸🐼📕🍊名古屋 (@mofwi_ubaliba) October 7, 2021
値上がりしそうなイラストやクリエイターを探すのは大変だけど、上手くいけば美味しい pic.twitter.com/PTzhwAa1Lf
これからクリエイターやコレクターがたくさん参入してきて、市場が伸びていけば値上がりも期待できますね。
未来への期待
NFTで有名なものに、CryptoPunksというコレクションがあります。この作品は10000個だけで、それ以上増えることはないと言われています。

この画像は1枚、数千万円から1億円ほどの値段で取引されています。
いや、意味わからないですよね。だってただのドット絵です。
でも価値を感じで買う人もいるわけです。
僕がCryptoPunkを買った理由😌
— Manabu | Crypto Investor (@manabubannai) September 24, 2021
・今後は流動性が下がりそう
・メタバース世界の移住準備
・NFTを担保に借金ができる
・現実世界で買うものがない
・奥さんに早く買えと言われた
こんな感じです。基本的にガチホ予定で、転売しません。VR世界が生まれたら、部屋に飾ります。歴史的な作品ですね
明日英語でツイートしようと思ってた内容だけど、日本語版を今日のうちに投下。長いよ。
— ファオ😈ピプリクト / Fao@Piprycto (@piprycto) August 23, 2021
“なぜ私はCryptoPunksを55ETH(約2,000万円)で購入したか?”#cryptopunks #NFT
1/ pic.twitter.com/Cxepym6a76
どんな価値があるのかということですが、例えば将来メタバースで使えたりするんじゃないかなと思っています。
メタバースは仮想空間のことです。ゲームの中のような世界って感じでしょうか。
今ひとり一台スマホを持っているように、将来はひとり一つ仮想の空間を持つようになるのではないかと思っています。
そこでは遊んだり仕事をしたり、現実世界と同じような感じで過ごすこともできると思います。
Facebookがメタバースの開発に力を入れていることがニュースになっていました。社名が「Meta」に変更されたことも話題になりましたね。
Facebook、SNSから『メタバースプラットフォーム』へ
— すけ @ NFT-news.jp (@Suke7251) October 2, 2021
① Facebookは、メタバース事業へ新たに5,000万ドルを投資することを発表
② Bored Apeのようなキャラクターが、デジタルアバターに変換される世界を構想
③ VRヘッドセットなど、NFTやその他のデジタル接続ツールの強化を図る #Facebook pic.twitter.com/QjQ3d1jda7
メタバースはいずれ実現するのだろうと私は思っています。
で、その仮想空間で生活するのに必要なのがアバターです。このアバターはかっこいい方がいいですよね。クリプトパンクは10000体しか存在しない作品です。レアなんです。
だからこんなふうになるんじゃないかと思っています。
今の世界

Ferrari乗ってるの?!すげーー!!!
未来の世界

CryptoPunks持ってるの?!すげーー!!!
って感じ。
買っているのはただの画像のようでも、未来の高級品で未来で何かしらできると思ったらワクワクしませんか?
こういう楽しみを買っている人も多いと思います。
稼げるのか
NFTは稼げるのかという話です。
主流の稼ぎ方は2通りあります。
・作品を安く買って高く売る
・自分で作品を出品する
作品を安く買って高く売る
安く買って高く売るは投資と同じですね。
上手くできたら美味しいです。
実際に値上がりしている作品もあります。
パンクスの勢いが止まらないな〜。
— パチューチャイ@DeFiに夢中なの (@FireMovementLi1) October 1, 2021
1週間で24%くらい値上がりしてるんじゃないかな?
特に10月に入ってからの勢いが凄い気がする。
取り敢えずスクショして残しておく。 pic.twitter.com/IfxYmGQoCj
日本のコレクティブルNFTの新記録更新です。
— ikehaya-nft.eth | CryptoNinja (@IHayato) October 1, 2021
「#CryptoNinja 001」が、12.3 ETH(約410万円)で落札されました!
海外の人気コレクションに匹敵する価格です。
引き続き、価値あるコレクションになるよう運営していきます。日本発NFTを世界に!#nftasia #nftjapan pic.twitter.com/XUC4mQ9V0v
ただこれは難しいんじゃないかなと思います。
だってどんな作品が上がるかなんてわからないですもん。
でもそれを考えておこなうのも投資の醍醐味だとは思います。
審美眼も磨かれますね。
自分で作品を出品する
作品を自分で作って販売するという方法もあります。
以前、小学生の子が描いた絵が話題を集めました。
【メディア掲載】
— Emi (Zombie Zoo Mom) (@emikusano) September 9, 2021
BUSINESS INSIDERの記事公開されました。
息子の夏休み研究NFTについて取材していただきました。息子が初めて稼いだお金。激動の二週間…!
【NFT狂想曲】なぜ、小学3年生の夏休みの自由研究に380万円の価値がついたのか| https://t.co/cuiWGcMVp3 via @BIJapan #NFTアート
とは言っても絵なんか描けないという方も多いと思います。
しかしNFTは絵じゃないといけないということはありません。
絵以外にも、写真、動画、音楽なども、NFTにすることが可能です。ゲームのアイテムなんかもあります。
文字をNFTにするのなんかも面白いと思います。
#NFT
— 一夜@書道NFT ARTIST (@ichiyaduke23) September 30, 2021
うう😭
売り上げトータル
1万ドル突破しました
期間は1ヶ月ほど
ありがとうございます😊
皆さまがいなければとても達成できません
「おかげさま」の心を常に持とうと思います
新人アーティストの皆様
このように夢のある世界です
一緒に日本NFTを盛り上げて行きましょう❗️ pic.twitter.com/4DhQAJpSim
私が先日始めた、仮想通貨を稼げるゲーム『Axie Infinity』のキャラクターもNFTです。
最近、お金を稼げる「アクシーインフィニティ」っていうゲームにはまっています🐟
— もふぃ❁ 🐸🐼📕🍊名古屋 (@mofwi_ubaliba) September 6, 2021
ゲームすると仮想通貨がもらえる
ゲームで稼ぐなんて遠い世界のことのような気がしてたけど、私が知らないだけですぐそこにあった
学ぶって大事ね💭 pic.twitter.com/sW9cfZm0D6
個人的には仮想通貨を稼ぐゲームなら「Town Star」というゲームが、やり込み要素があって面白いと思っています。Town StarもNFTを保有することでトークンをもらえるようになっています。
Town Starの遊び方やどれくらい稼げるのかは、仮想通貨を稼ぐゲーム Town Starの遊び方とレビューでまとめています。
このように、いろんなデジタルデータが、NFTというデジタル資産という形で流通しています。
二次流通で報酬を得る
NFT販売の魅力のひとつに、二次流通でもお金が入るということがあります。
二次流通はいわゆる転売です。
作者Aさんの作品を、購入者Bさんが買ったとします。そして購入者Bさんが、別の購入者Cさんに売ります。この時Bさんにはお金が入りますが、Aさんもお金をもらうことができます。
もともとの販売者にもお金が入るように設定することができるようになっています。
母です)こちらのうさぎさん、0.003ETH→0.1ETHで二次流通しました。
— チビ画伯7歳 Crypto-Artist-Chibi.eth (@Artist7yChibi) September 30, 2021
なんと最初の価格の、33倍!@line__Labo さん、ありがとうございます😊 pic.twitter.com/wyXkMEXqQU
なので販売者としても転売歓迎な方は多いようです。
これも従来の売買とは違い、面白いところです。
NFTを売買するには
そんなNFTですが売買はどこでできるのでしょうか?
いくつかありますが、「OpenSea」というサイトが定番です。
公式サイトはこちらです。
https://opensea.io/
このURLが本物になります。
ググって出てくるサイトの中には偽物があることもあるので注意してください。(URLをしっかり確認すること、もしくは本物のサイトをブックマークしておくのがおすすめです。)
OpweSeaは出品者や購入者も多いです。
他のプラットフォームでもいいですが、初心者が購入や販売をしてみるならまずOpenSeaを使ってみるのがいいでしょう。
高額な作品も多いですが、数百円程度から買える作品もあります。
作品を見ること自体は無料なので、いろいろ探してみると面白いかもしれません。
購入するにはお金が必要です。NFTの売買は基本的には仮想通貨でおこなうことになります。
ここからは仮想通貨を用意して、実際にOpenSeaで売買するまでのやり方を紹介します。
長くなったの記事を分けました。
次は、仮想通貨の購入の仕方と、MetaMaskの入手方法と使い方になります。
すでに仮想通貨は用意できていて、MetaMaskも入手している場合は、OpenSeaの使い方 NFTの購入・販売の仕方 Polygonへのブリッジで、OpenSeaでの売買の仕方を見ていきましょう。