国内最強NFT『CryptoNinja』から学ぶ、NFTを売る戦略

日本初のNFT『CryptoNinja』。
すごく人気のNFTです。
先日も16ETH(約600万円)で落札されたりと、どんどん値段が上がっています。

なぜCryptoNinjaはこれだけ人気なのか。なぜ売れているのか。考えてみました。

クリエイターとしてNFTを販売する場合も、投資目的でNFTを購入する場合にもヒントになるのではないかと思います。

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CryptoNinjaとは

CryptoNinjaとは、@IHayatoさんプロデュース、@rii2_4さんデザインの、NFTコレクションです。
忍者がモチーフのNFTになっています。

NFTって何?という方は、【初心者向け】NFTとは?楽しみ方や稼げるのかまとめましたをご覧いただければと思います。


CryptoNinjaは販売当初は数万円で落札されていました。
そこから2週間ほど経ち、今では数百万円の値段で取引されています。

CryptoNinjaのTwitterもあります。こちらから見れます。

売れている理由

さて、これだけ人気のCryptoNinjaですが、なぜここまでの人気が出たのか、高値で取引がされているのか。
私なりの考察を書いていこうと思います。
あくまで私の考えなので、参考程度に読んでいただければと思います。

販売者の発信力

まずCryptoNinjaのプロデューサーである@IHayatoさんは自身がインフルエンサーであり、発信力があることが考えられます。
Twitterのフォロワーは30万人を超えており、その影響力は大きいです。

イケハヤさんは先日、約3000万円のNFTを購入され、これをきっかけにさらに注目が集まったのだと思います。
イケハヤさんが3000万円のNFTを購入した理由については、クロネコ屋さんのnoteが参考になります。

イケハヤさんが3000万のNFT「CryptoPunk」を買った理由を考察する|クロネコ屋@ブログ×SNSマーケティング|note
こんにちは、元作家のブロガー、クロネコ屋です。 以前、イケハヤさんがなぜ3000万のNFT「CryptoPunk」(デジタル上の有名なアート)を買ったのか? その狙いについてチラッと呟きました↓ 私はNFT界隈はサッパリ詳しくないですし、NFTがこれからどれくらい盛り上がるのか、イケハヤさんの買...

この3000万円のNFTを購入したのも、CryptoNinjaを売るための戦略だったのではないかと思います。すごいです。
イケハヤさんはもともとマーケティングのプロだそうで、これには敵わないと思いました。

市場のリサーチ

今世界で売れているNFTはコレクティブルズというジャンルです。いろいろな絵というよりは、特定のものに絞ってそれのバリエーションを増やしているという感じでしょうか。

人気になりたければ人気なものを真似するというのは大事だと思います。
今どんなNFTが売れているのか人気なのかを知るために、市場のリサーチは大事です。イケハヤさん自身もめちゃくちゃリサーチされていると思います。

CryptoNinjaもコレクティブルズで展開されています。

海外ウケのいいキャラクター

キャラクターが忍者になっているのは海外ウケがいいと思います。そして1体1体手作りされていて、イラストも可愛いです。
NFTは日本よりも海外の方が市場が大きくなっています。そこにアピールできる作品というのは大きいですよね。

コミュニティを作っている

CryptoNinja販売から数日後、コミュニティが作られました。
コミュニティはdiscordというアプリで、Ninja DAOという名前です。

すでに参加人数は3000人を超えていて、日本最大級のNFTコミュニティなのではないかと思います。ここが日本のNFTの情報交換場のようになっています。
Ninja DAOにどんどん人が集まることで、さらにCryptoNinjaの知名度も上がっていったのだと思います。

このdiscordは誰でも入れるようになっています。有益な情報がたくさん流れているので、NFTを売買するなら入っておきたいコミュニティです。

Ninja DAOを見てみる

プレゼント企画

よくある無料のプレゼント企画です。NFT界隈ではGiveawayと呼ばれたりします。

条件を満たした方にCryptoNinjaを1体(数は変更になる可能性あり)プレゼントするとのこと。

CryptoNinjaのGiveawayの条件は以下です。

・Ninja DAOに招待をした人数が多い
・追加審査(内容は公開されていません)

このGiveawayがおこなわれることでどうなるか。

みんなCryptoNinjaが欲しいだからSNSなどでNinja DAOを紹介Ninja DAOに人が増えるCryptoNinjaの知名度上がる欲しい人が増えて希少になる高値で売れる
という流れになります。

いやーこれはすごい、上手いなと感じました。

NFTを販売する人なら、自分の作品を知ってもらうためにGiveaway企画をしたり、ファンの方とのコミュニティとして自分のdiscordを作るのはありだと思います。

二次創作

CryptoNinjaの二次創作は本家CryptoNinjaを元に作られた作品です。これをいろんな人が作っているそう。
いろんな人がCryptoNinjaの二次創作をすることで、本家のCryptoNinjaを知らない方でも知るきっかけになるかもしれません。
そしてすごいのは、その二次創作の忍者は結構売れているそうです。

CryptoNinjaの二次創作品は駆け出しのクリエイターでも売りやすく、本家CryptoNinjaの宣伝にもなり、まさにWin-Winですね。

CryptoNinjaの二次創作は、ガイドラインの規定内ならOKとのことです。

二次創作ガイドライン

これからNFTを販売するなら、まずCryptoNinjaの二次創作から販売してみるのもいいと思います。

未来への期待

ぶっちゃけNFTはただのデジタルデータです。これにどんな付加価値を付けられるかで値段や売れやすさも変わってくると思います。

CryptoNinjaなら、日本で最も有名なNFTになるかもしれない、ゲーム化するかもしれない、メタバースでアバターとして使えるかもしれないなど、他にもたくさんワクワクするような発展があるかもしれません。
物語やストーリーというとわかりやすいでしょうか。こういうワクワクを感じることでより欲しくなります。

オリジナルの物語やストーリーを出すには「プロセスエコノミー」という考えがわかりやすいです。
こちらの本が参考になるので、気になる方は読んでみてください。

Kindle Unlimited会員なら無料で読めてしまいます。

受給のバランス

知名度が上がったらバンバン売り出したらいいのかというとそんなことはありません。
物の値段は需要と供給のバランスで決まったりします。数が少ないほど希少で、数が多くなれば価値は下がります。

CryptoNinjaは1日1つのペースで出品されていますが、出品を1日休んだり、オファーの時間を長くとったりと、その時の市場の状況に合わせて変えられています。
ただ出品するのではなく、NFTの市場を見ながら出品するのです。

これも上手くできると希少性を高めることができると思いました。

売れてるから売れる

これは心理的なものだと思いますが、売れてるから売れるし、売れてないから売れないというのがあると思います。

例えば、100個出品されているのに、オーナーが数人しかいなかったらどうでしょうか。商品が多い割には買っている人が少なくて「ここの商品はイマイチなのかな?」と思われてしまいます。

逆に、もし作品の数は10個でも毎回ちゃんと売れていたら、「ここの商品は人気」「売れている」と思うと思います。買い手にとっても売れている(ようにみえる)商品は安心でき欲しくなります。
ラーメン屋さんに行列ができていると気になって入ってみたくなる、そんな感じなのではないでしょうか。

売れてるから売れるし、売れてないから売れないのです。

まとめ

まだまだあると思いますが、大きいところはこんな感じかなと思いました。

販売者の発信力
市場のリサーチ
海外ウケのいいキャラクター
コミュニティを作っている
プレゼント企画
二次創作
未来への期待
受給のバランス
売れてるから売れる

作品がいいことはもちろん、ただ完成形の作品を売るだけではなく、その作品の将来性やストーリーも込めること、そしてマーケティングが大事なのかなと思いました。
いろいろな要素が合わさって、ブランド力が磨かれていくのでしょう。

NFTを販売していく場合にも、投資としてNFTを購入する場合でも、参考にできるところがたくさんあると感じました。

今後CryptoNinjaがどのように発展していくか期待です。



追記

イケハヤさんが売るためのコツをアップしていました。
とてもわかりやすく勉強になります。



追記

これからNFTの売買を始めたいという方は、始め方の手順を【NFT総まとめ】初心者向けNFTの始め方や、楽しみ方〜稼げるのかにまとめてあるのでご覧ください。
初心者の方でもわかりやすいよう、なるべく専門用語を噛み砕いて、画像で視覚的にわかるように解説しています。

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